
えーと、「不言実行」ってやつ、ちょっと面白い言葉なんじゃけぇ。調べてみたら、わしが思とったより奥が深いんよ。「黙ってやれ」って単純な話じゃなくて、実は人間関係とか、仕事のやり方とか、いろんなことが隠れとるんじゃ。言葉がいらん、という話に見えて、本当は大事なことを教えてくれる言葉なんよね。
不言実行(ふげんじっこう)って何か
不言実行とは、文句や理屈を言わずに、黙ってなすべきことを実行することじゃ。
ここで大事なのは「何も言うな」じゃなくて、「言い訳や説明は抜きで、淡々と行動しろ」って意味なんよ。やることがあったら、ぐだぐだ言わずにやる。失敗したってゴチャゴチャ理由を並べん。そういう姿勢のことを指すんじゃ。
孔子さんが教えてくれたこと
この言葉のルーツは、古代中国の思想書『論語』にあるんよ。孔子さんが「君子とは、まず行い、その後に言葉が伴う人物だ」と説いたんじゃね。つまり、本当に立派な人間ってのは、口先じゃなくて、まず行動で示すもんだってわけじゃ。
日本では昭和の時代、職人さんたちがこの教えを大事にしとった。黙々と仕事をして、結果で語る。そういう美徳が生まれたんじゃ。「言うことより、やることやって見せろ」。そんなんが日本の文化に根付いたんよ。
「有言実行」とはどう違うんか
不言実行の反対が「有言実行」なんよ。
- 不言実行:行動が先。やることをいちいち言わん。やっぱり淡々とやるスタイル
- 有言実行:宣言が先。「俺はこれをやる」って周りに言って、それを実行するスタイル
ほいで、元々あったのが「不言実行」で、あとから「有言実行」って言葉が作られたんよ。要は、昔からあった「黙ってやれ」という価値観を、現代の「ちゃんと言って、責任持ってやる」という考え方が追いかけてきたようなもんじゃ。
実生活でどう使うんか
職場での不言実行
仕事で「これ、やっときますけど」ってわざわざ言わん人おるでしょ。やることやって、結果が出たら、それで評価される。そういう人って、やっぱり信頼度が高いんよ。言い訳もせんし、愚痴も言わん。ただやってる。
ただし、組織によっては「報告・連絡・相談がない」って怒られることもあるんじゃ。そこが難しいとこなんよね。
日常生活での例え
「運動しよう」って心に決めたけど、友達に「俺、毎日ジョギングする」なんて言わん。淡々と朝走って、数ヶ月後に「あ、痩せたな」って気付かれる。それが不言実行じゃ。
逆にこっちは有言実行
「来月から禁煙します!」って宣言して、実際にやめる。周りに言ったからには、やらん訳にいかんて気持ちになる。そういう動機づけもあるんよ。
いいとこも、あかんとこもある
不言実行のええとこは、やっぱり実行力や信頼性に直結することじゃ。黙ってやるから、結果が全部を物語る。「行動は言葉より雄弁」って英語でも言われるくらいだけぇ。
でも、あかんとこもあるんよ。黙って進めすぎると、周りから見えなくなるんじゃ。上司は「何してるかわからん」って思うし、評価されにくくなることもある。それにな、自分が「言わなくてもやるべき」を他人にも求めると、いじめみたいなことになるんよ。気いつけんといけん。
現代はハイブリッドがええんかもしれん
令和の時代は「必要なことは言う、でも言い訳や愚痴は言わん」くらいのバランスがええんじゃなかろうか。
上司には「これやります」って報告する。チーム内で情報共有もする。でも、心の中の不安とか、できん理由とかは心にしまっとく。そして、やっぱり行動で結果を出す。そういうスタイルなんよ。
昨日の昭和的な「黙ってやれ」も、今日の「ちゃんと言え」も、どっちか一方が絶対ちゃう。状況に応じて、器用く使い分けるのが大人なんかもしれん。
わしが思うこと
不言実行って、所詮のとこ「行動しろ」ってことじゃ。言葉がいろんなことを邪魔することもあるし、言い訳もそうよ。だから黙ってやる。そん時の清々しさってのは、やっぱりあるんよ。
ただ、世の中は一人では回らんからして、時には「言う」ことも大事なんじゃ。そんでも、核の部分は「やる」ことに変わらん。孔子さんが言とった通りなんよね。
